猫伝染性腹膜炎(FIP)は長年不治の病とされてきました。ステロイドやインターフェロン、免疫抑制剤などが主な治療法でしたが、発症した場合はほとんどの場合が亡くなってしまう怖い病気でした。
数年前からムティアンやその類似品が治療法としてはありましたが、かなり高額な治療費(100~300万円)となるため治療を断念せざる負えない、またはクラウドファンディングなどで治療費を募集している間に亡くなってしまうなど治療自体はあるものの、その高額な治療費が治療の壁になっている状態でした。
そんな中、最近の知見でコロナウイルスの治療薬として有名になったモルヌピラビルが猫伝染性腹膜炎(FIP)に効果があることが判明しました。効果としてもその他のFIP治療薬と比べても遜色ない治療成績が望めること、また治療費用もその他の治療薬にくらべてかなり安価に治療できるなどが利点として挙げられます。
当院では猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療としてモルヌピラビルを使用していますが、実際に効果を実感しています。不治の病だった猫伝染性腹膜炎(FIP)が完治する病気になるなんて一昔前では考えられませんでした。今後も不治の病だとされてきたさまざまな病気が完治可能な病気になる未来もあるかもしれません。
モルヌピラビルは薬の性質上、診察をした患者様のみに処方しています。遠方にお住まいなどの理由で薬のみの処方をご希望される飼い主様には処方できませんので予めご了承ください。
セカンドオピニオンに関してお困りの飼い主様は上板橋、常盤台(ときわ台)の動物病院である上板橋リズ犬猫病院に是非ご相談ください。