板橋区常盤台(ときわ台)・上板橋の夜間救急対応動物病院なら
上板橋リズ犬猫病院
〒1740071 東京都板橋区常盤台3-25-13 寺崎ビル1階
東武東上線上板橋駅北口徒歩8分 ときわ台駅北口徒歩8分
板橋区上板橋、常盤台(ときわ台)、の動物病院である上板橋リズ犬猫病院は循環器(心臓)科診察を実施しています。循環器(心臓)科診察ではいくつかの検査を組み合わせて診療を行っています。循環器(心臓)科診察は緊急性がある場合も多く、夜間救急でも命に関わる症状で来院される疾患が多数あります。このページでは上板橋リズ犬猫病院での診察の流れをご説明させていただきます。
循環器(心臓)科診察はほとんどの場合、犬では発咳や運動不耐性(運動後すぐ疲れる)、呼吸が荒いなどの症状に飼い主様が気づかれて来院されます。または心不全による肺水腫という肺に水が溜まってしまう状態になって呼吸困難により夜間緊急で来院されることもあります。猫では残念ながらほとんどの場合は無症状だった猫に急に症状が出てしまうことが多く、呼吸困難や後肢麻痺、泣き叫んでいるといった症状で夜間緊急で来院されることが多いです。循環器(心臓)科診察では動物の状態を確認し、問診の最初に酸素が必要かどうかをまずは確認し、緊急の場合は検査ではなく治療を優先します。動物の状態が安定している場合は動物種、年齢、雑音部位、症状から必要な検査を決定します。
レントゲン検査は心臓の大きさや心不全による肺水腫、その他の呼吸異常を引き起こす上部気道疾患、肺疾患との鑑別のために必要な検査になります。レントゲン検査のメリットはほとんどの動物で安全に検査可能であり、迅速に心臓病、とくに心不全による肺水腫の有無を診断することができるところにあります。
上板橋リズ犬猫病院ではデジタル処理が行えるレントゲン装置がありますので従来のレントゲン現像装置よりも迅速な診断が可能となっております。
心臓超音波検査
当院では心臓超音波検査(心エコー図検査)が実施可能です。レントゲン検査ではわからないリアルタイムの心臓の動きを診断します。この検査では、診断名(僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症、肺高血圧症、猫の心筋症など)がわかるだけでなく、その動物にどんな薬をどのくらい処方すればよいのかもわかります。
当院ではレントゲン検査のみで診断名や薬の処方をすることはありません。レントゲン検査のみで診断や薬を処方してしまうことは間違った治療であったり、病気を過少または過大評価することにつながります。しっかり心臓超音波検査をすることにより飼い主様にも納得していだける病気のご説明や治療が可能です。
血液検査は心臓薬を使用する際の指標に用います。例えば僧帽弁閉鎖不全症で肺水腫になってしまった、もしくはリスクが高い動物には利尿剤を使用します。利尿剤は腎不全を誘発させたり、悪化させることがあります。利尿剤を使用する場合血液検査を定期的に実施していくことで、心臓病の管理が可能になります。また特殊な血液検査(NT-proBNPなど)では心臓疾患のリスクを判定することもできます。
心臓疾患では血圧が重要な因子になることがあります。血圧を測定することにより、心臓薬の調整をすることがあります。ただし犬猫の場合測定には本人の性格や病院にいることによる興奮で測定困難な場合もありますので検査できないこともあります。
心電図は主に不整脈の検出に使用されます。心臓超音波検査が普及する以前は心電図により病態を判定することもありましたが、現在は心臓超音波検査が病態把握には重要な検査法になっています。
内科治療は主に薬や食事、サプリメントを使用して治療します。レントゲン検査、心臓超音波検査、血液検査、血圧測定、心電図により診断名や病態を把握します。その後心不全による肺水腫が存在する場合は入院下での治療が必要になります。肺水腫ではない場合は通院での治療が可能です。心臓薬の種類は多く、重症例では6種類以上のお薬を一生涯飲まなければならない動物たちもいます。
夜間救急で来院される場合ほとんどの場合肺水腫になっていて呼吸困難により入院での治療が必要になります。さらに猫では心筋症による血栓症が引き起こされると、重度の疼痛、後肢の冷感、後肢麻痺が認められます。
肺水腫や猫の血栓症は亡くなるリスクが非常に高い病気ですので、上記のような症状が出た夜間に場合は夜間救急にご連絡ください。
その他、食事やサプリメントなどもありますのでご相談ください。
その他にも僧帽弁閉鎖不全症などでは外科手術が適応になることもあります。まだまだ心臓の外科手術を実施できる施設は少ないのが現状です。特殊な機器が必要になりますので犬猫専門の循環器動物病院をご紹介させていただいております。