板橋区上板橋、常盤台(ときわ台)の動物病院である上板橋リズ犬猫病院は腫瘍科診察を特徴の一つとしています。ここでは近年、獣医療で用いられるようになった凍結手術のご説明をさせていただきます。患者様の性格や腫瘍の発生部位にもよりますが無麻酔で実施することが可能です。簡単な局所麻酔で行うことが可能なので大掛かりな手術を実施せずに皮膚表面の小さいしこり、イボであれば除去することが可能になりました。
腫瘍では皮膚表面にできてしまったイボ状のものが適応になります。眼に近い場所や口に近い場所などは本人の性格によっては鎮静処置などをしないとできない場合もあります。また口腔内や耳道内などは無麻酔では対応できません。しかしながらほとんどの皮膚腫瘤は無麻酔下での処置が可能となります。
※大きくなりすぎた腫瘍や高悪性度の腫瘍は手術での対応になります。
細胞診は動物のしこりに細い針を刺して細胞を吸いだします。そして顕微鏡で細胞の形などからそのしこりが炎症なのか腫瘍なのか、また腫瘍であれば良性なのか、悪性であれば癌、肉腫、独立円形細胞腫瘍(リンパ腫など)なのかを考えます。
凍結手術では皮膚にできてしまったイボが高悪性度の腫瘍は適応外になりますので細胞診検査を実施し凍結手術が実施可能か判定します。
凍結手術を実施する場合の費用としては鎮静処置の有無や腫瘤の大きさにより費用が変わってきます。また大きさによっては複数回の処置が必要になることもありますが、麻酔が必要な外科手術より安価に実施することが可能です。初回は細胞診検査をすることをお勧めしていますので概算で下記の費用が発生しますのでご参考にしてください。
・皮膚のイボが約3mm(鎮静が必要ない場合)
初回 1~1.5万円(細胞診検査実施した場合)
2回目以降 4000~6000円