ここでは板橋区上板橋、常盤台(ときわ台)の動物病院、上板橋リズ犬猫病院のお役立ち情報を細かく解説いたします。下記の情報でお知りになりたいことがある場合は来院、お電話またはメールでお問い合わせください。
つい最近まで猫は年を取ったら動かなくなるものと考えられていました。それは人と同じで若い時とは違うから運動できなくて当たり前という認識が通説としてあったからだと思います。
しかし近年論文で発表されましたが、高齢猫の70-90%に変形性関節症(OA)が認められることがわかってきました。特にスコティッシュフォールドはほぼ100%の確率で発症しています。ただし、猫の変形性関節症の症状は痛がるといった明らかなもので出てこず、高いところに登らなくなった、高いところから降りるのをためらうなどの飼い主様が年のせいにしてしまうような症状しか出ないことが最近分かってきたのです。
変形性関節症は進行性病変のため一旦発症すると残念ながら完全に元に戻すことはできません。むしろ症状が出る前からのケアが重要であることが論文でも推奨されています。
具体的には体重管理やサプリメントなどによる関節の保護や高いところへの飛び乗り飛び降りの禁止などがあげられます。
もしも、飼い猫がこの頃おとなしくなった場合は関節に問題があるかもしれません。またその他の病気でももちろんおとなしくなることが多くなりますので年のせいにすべてしてしまうのは実は危険なことかもしれません。
板橋区上板橋、常盤台(ときわ台)の動物病院である上板橋リズ犬猫病院ではそのような猫ちゃんのため生活指導や関節炎用のサプリメントもご紹介させていただいていますのでお気軽にご相談ください。